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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻7号

1996年06月発行

症例報告

巨大色素性母斑から発生した悪性黒色腫

著者: 杉木浩1 吉川賢一1 青木武彦1 近藤慈夫1 麻生和雄1

所属機関: 1山形大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.560 - P.562

文献概要

 50歳,女性.生下時より腰・臀部から両大腿後面にかけて海水パンツ型母斑を認め,初診約3ヵ月前より左臀部の母斑上に悪性黒色腫が発症した.広範囲切除,リンパ節郭清術を施行したが,肺門,縦隔部リンパ節転移をきたし,初診4ヵ月後死亡した.組織学的には,腫瘍細胞が表皮のほぼ全層から皮下組織中層まで及び,そのほとんどは類上皮細胞型であったが,一部は紡錘形の細胞で,共に明らかな異型性を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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