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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻8号

1996年07月発行

文献概要

症例報告

Nanta骨性母斑の多発例

著者: 大野ますみ1 島貫洋子1 高橋佳代子1 石崎純子1 櫻岡浩一1 原田敬之1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院皮膚科

ページ範囲:P.626 - P.628

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 二次的骨形成を伴う母斑いわゆるNanta骨性母斑の多発例を報告した.症例は47歳,女性.左頬部および左顎部の褐色調皮疹を主訴に来院した.病理組織学的には両者とも真皮内母斑で,頬部の皮疹では1ヵ所の骨組織とその内腔に骨髄脂肪織に相当する組織が,顎部の皮疹では4ヵ所の骨組織が認められた.骨組織の周囲には毛嚢が存在した.本症の発生機序につき若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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