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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻9号

1996年08月発行

症例報告

骨形成を伴った母斑細胞母斑の1例

著者: 舟橋美雪13 佐藤史歩1 米田和史1 市原美里2

所属機関: 1岐阜市民病院皮膚科 2刈谷総合病院皮膚科 3岐阜大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.737 - P.739

文献概要

 症例は41歳女性.幼少時より後頸部に黒色丘疹を2個認めた.臨床的に母斑細胞母斑と診断し切除した結果,両丘疹ともに組織学的には,真皮上層から中層にかけて母斑細胞巣がみられる真皮内型の母斑細胞母斑で,一方の母斑にはその下方に1個の骨組織を認めた.さらに当院における過去の母斑細胞母斑の組織を検討した結果,骨形成を認めた症例1例を得た.母斑細胞母斑に骨形成を伴った症例は本邦では自験例を含め23症例あり,自験例の頸部の症例を除き,すべて顔面の症例であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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