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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻1号

1997年01月発行

文献概要

症例報告

塩酸メキシレチンによる薬疹の1例

著者: 木花いづみ1 田口英樹1 町村英郎2

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科 2平塚市民病院内科

ページ範囲:P.30 - P.32

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 塩酸メキシレチン(メキシチール®)によると思われる紅斑丘疹型薬疹の1例を報告した.内服開始3週間後に発症.発熱,肝機能障害,腎機能障害を伴い,副腎皮質ホルモン剤内服にて軽快したが,皮疹消退後も発熱が約2週間にわたって続いた.貼布試験では塩酸メキシレチンの他,同時に内服していたトロキシピド(アプレース®)にも陽性反応を認めたが,特徴的な臨床経過から塩酸メキシレチンによる薬疹が強く疑われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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