患者 19歳,女性
初診 平成6年2月14日
雑誌目次
臨床皮膚科51巻10号
1997年09月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
木村病—マスト細胞の電顕的脱顆粒形態
著者: 青木見佳子 , 本田光芳 , 山本達 , 百束比古
ページ範囲:P.785 - P.790
46歳男性の痒疹を合併した木村病の1例を報告した.既往にアレルギー性鼻炎,気管支喘息がある.両上眼瞼,前額部,下顎部,両上腕内側などに直径3〜10cmの弾性軟の皮下腫瘤が存在し,四肢には色素沈着を伴う丘疹,掻破痕を認める.白血球16400,好酸球65%,IgE 14800IU/ml.組織学的には著しい好酸球浸潤を伴うリンパ濾胞様構造を多数認めた.濾胞間領域には多数のマスト細胞の出現を認め,これらの細胞の脱顎粒状態について電顕的に検索した.顆粒は結晶状ないし渦巻き状から粒子状,微細粒子状への移行を示し,さらに顆粒の部分的な空胞化や高電子密度な中心を有する小空胞構造を認めた.これらの変化は緩徐型脱顆粒現象piece meal de—granulation(PMD)に特徴的な形態であり,PMDを介して放出された化学物質が木村病の病像形成に関与している可能性が示唆された.
今月の症例
悪性黒色腫術後BCG免疫賦活療法後に生じた皮膚結核性潰瘍の1例
著者: 田邉洋 , 木崎二郎 , 佐山重敏 , 佐武晃幸 , 野瀬謙介
ページ範囲:P.792 - P.795
70歳,女性.平成6年9月27日当院形成外科にて左足底のStage IIのacral lentiginousmelanoma切除術後,10月11日より化学療法(DAV)に加え免疫賦活療法として,経皮用BCG生ワクチンを両上腕に合計28mg皮下注された.皮下注の2週間後に注射部3か所に肉芽腫性潰瘍を形成した.11月15日に潰瘍切除術を受け左上腕の創は生着したが,右上腕の潰瘍が再発した.12月9日皮膚科に紹介され受診した.病理組織像で中心性壊死を伴う結核結節を認めた.Ziehl—Neelsen染色で多数の抗酸性の桿菌を認め,培養同定結果はBCG株と一致した.治療はイソニアジド,リファンピシン,レボフロキサシンの3剤内服で,約3か月後潰瘍は上皮化した.検査上患者の免疫不全は証明できず,BCG生菌の過量皮下注射によるMycobacterium bovis(日本株)感染症と考えた.
左上肢に限局した正脂血性扁平黄色腫
著者: 鈴木洋介 , 大畑恵之 , 橋本隆
ページ範囲:P.797 - P.799
16歳,女性の左上肢に限局して生じた正脂血性扁平黄色腫を報告した.全身的な基礎疾患は見いだせず,同部位に先行する皮膚病変はなかった.正脂血性扁平黄色腫は,ほぼ全身に生じ,基礎疾患,特に細網内皮系疾患を有することの多い汎発性正脂血性扁平黄色腫と,先行する皮膚病変部に限局して生じる続発性限局性正脂血性扁平黄色腫に大別されるが,自験例はどちらにも当てはまらず,特異な症例であった.
症例報告
塩酸ジルチアゼムにより誘発された汎発性膿疱性乾癬の1例—表皮内カルモジュリン濃度を測定し得た症例
著者: 川岸尚子 , 坂井博之 , 飯塚一
ページ範囲:P.802 - P.804
63歳,女性.20年前から稽留性肢端皮膚炎に罹患していた.高血圧のため,塩酸ジルチアゼム(ヘルベッサー®)を服用し,その1週間後に全身に痒みを伴う浮腫性紅斑が出現した.ステロイド内服により皮疹は軽快傾向を示したが,減量に伴って膿疱を伴う紅斑が出現し,ほぼ全身に拡大してきた.病理組織学的にはKogojの海綿状膿疱を伴う角層下膿疱であった.エトレチナート投与により皮疹は軽快していたが,平成4年5月13日再度塩酸ジルチアゼムを投与され,全身に浮腫性紅斑の出現をみた.同薬剤によるリンパ球幼若化試験は陰性.貼布試験では浮腫性紅斑の上に明らかな膿疱の形成をみた.また,皮疹増悪時と軽快期における皮疹部のカルモジュリン濃度を測定したところ,増悪時にカルモジュリン量の増加が認められた.
フレロキサシンによる光線過敏症を呈した1例
著者: 内宮礼嗣 , 肥後暁子 , 川畑久 , 溝口志真子 , 瀬戸山充 , 神崎保
ページ範囲:P.805 - P.807
要約 ニューキノロン系抗菌薬であるフレロキサシン(メガロシン®)による光線過敏症を呈した1例を報告した.症例は,57歳,男性.1995年6月よりメガロシン®内服開始.その後,断続的に内服していたが,1996年5月,30分ほどの外出にて顔面,手背に痛みと瘙痒を伴った紅斑,水疱出現.同薬による光線過敏症を疑い,内服照射試験を施行したところ陽性であった.ニューキノロン薬は,光線過敏を起こしやすい薬剤としてよく知られている.しかし,フレロキサシン(メガロシン®)が原因と考えられる光線過敏については報告例が比較的少ない3).
Drug combinationによる蕁麻疹型薬疹
著者: 荒木典子 , 玉置昭治
ページ範囲:P.808 - P.810
19歳,女性.中学生頃より,頭痛,生理痛に対して鎮痛剤を内服すると,顔面を中心に膨疹が出現していた.新セデスA®にて皮疹が誘発されたため,その成分であるエテンザミド,アセトアミノフェン,アリルイソプロピルアセチル尿素の内服テストを施行したところ,各々2剤の合剤では誘発されず,3剤のdrug combinationによってのみ皮疹が誘発された.
好酸球性筋膜炎の早期と考えられた1例
著者: 福山薫子 , 橋本健治 , 水谷仁 , 清水正之
ページ範囲:P.811 - P.814
20歳,女性.特に誘因なく初診16日前より四肢遠位部の浮腫性硬化と同部位に蕁麻疹様皮疹が出現,3kgの体重増加を伴った.Raynaud現象,内臓病変は認めなかった.検査所見では好酸球数の著明な増多と血清LDH,アルドラーゼ等の筋原性酵素,血清IgMの上昇,抗核抗体と免疫複合体が陽性を示した.生検にて筋膜の肥厚と真皮結合織の増生を認めた.本症例では蕁麻疹様皮疹,IgMの上昇の所見からepisodic angio—edemaが,指先の浮腫性硬化所見から全身性強皮症の浮腫性硬化期などと鑑別を要した.治療としてプレドニゾロン30mg/日内服を開始し,浮腫および末梢血好酸球数の速やかな改善をみた.
日光曝露部に生じたGianotti-Crosti症候群の1例
著者: 折原緑 , 寺木祐一 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.816 - P.819
日光曝露部(サンタン部)に一致して皮疹が出現したGianotti-Crosti症候群の1例を報告した.患者は5歳の男児で,強い瘙痒を伴う丘疹が顔面,四肢,体幹に出現.肝機能異常を認めたが,HBs抗原は(−).皮疹はサンタン部に一致して生じており,水着で覆われていた臀部にはほとんど認めず,その境界は明瞭であった.組織学的には表皮内に小円形細胞の浸潤とspongiosisを認め,真皮では血管周囲および膠原線維間にリンパ球,好中球を主体とし,一部好酸球を混じる細胞浸潤を認めた.皮疹部と辺縁のサンタン部における細胞接着分子の発現を検討したところ,皮疹部だけではなくサンタン部にも真皮の血管のE—セレクチン,ICAM−1の発現増強を認めた.また,ウイルス感染症に伴う皮疹が日光曝露部に出現した報告例を検討し,若干の考察を加えた.
剣創状強皮症の1例
著者: 天野正宏 , 内沼栄樹 , 高山敦子 , 石黒匡史 , 村下一晃 , 塩谷信幸
ページ範囲:P.821 - P.823
剣創状強皮症によって生ずる前頭部の脱毛,前額部の皮膚硬化,陥凹局面は副腎皮質ステロイド剤の外用や局注などの保存的治療に対して抵抗性である.1985年より1994年までの10年間に同症に対して外科的治療を行った報告は15例あり,その手術方法としては,浅側頭動脈皮弁を用いた再建が2例,牛真皮コラーゲン注入を行ったもの1例,W形成術を行ったものが8例,tissue expanderを使用したものが5例であった.今回,29歳の女性,剣創状強皮症の1例を報告する.剣創状強皮症の前額部の陥凹変形に対して,真皮移植術を行った.手術後6か月経過するも病変部の再燃,進行を認めていない.本法は同症に対する外科的治療として優れた方法と考えられた.
全身性エリテマトーデスと抗リン脂質抗体症候群の兄妹例
著者: 安部正敏 , 石川治 , 渋沢弥生 , 宮地良樹
ページ範囲:P.825 - P.827
16歳男児の全身性エリテマトーデス(SLE)と10歳女児の抗リン脂質抗体症候群の兄妹例を報告した.血清学的に,兄は抗核抗体,抗Sm抗体が陽性であったが,ループスアンチコアグラント,抗カルジオリピン抗体は陰性.妹はループスアンチコアグラント,抗カルジオリピン抗体の両者が陽性,抗一本鎖DNA抗体が高値であったが,その他の自己抗体は認められなかった.HLAタイプは兄がA2,B35,B60,Cw3,DR2,DR9,妹がA2,B24,B35,B61,Cw3,DR9,父親がA2,A24,B35,B52,Cw3,DR2,DR9,母親がA2,A24,B60,B61,Cw3,DR2,DR9であった.SLEとHLAとの相関に関する本邦報告ではA11,B8,B40,DR2,DRw9,抗リン脂質抗体症候群ではDR4が指摘されており,自験例では兄がDR2であった.今後,自験例については妹のSLE併発に留意して,注意深い経過観察が必要と思われた.
若年性関節リウマチから全身性エリテマトーデスに移行した1例
著者: 藤田弘 , 伊藤泰介 , 今泉俊資 , 増田裕行
ページ範囲:P.829 - P.831
21歳,女性.12歳時に2週間続く弛張熱と6週間続く多発性固定性関節炎があり,若年性関節リウマチと診断された.手指骨にはX線上骨糜爛・蚕食像と関節間隙の狭小化がみられた.21歳時に皮疹を主訴に皮膚科を受診,手足の浸潤を有する紅斑,抗核抗体,抗Sm抗体,低補体血症と尿蛋白・細胞円柱を認めた.12歳時には全身性エリテマトーデスとしては診断基準を満たすのは1項目のみであり,当時は若年性関節リウマチであった症例が21歳時に全身性エリテマトーデスに移行したと考えられた.
Mycobacterium intracellulareによる皮膚非定型抗酸菌症を生じた全身性エリテマトーデス
著者: 道満寛子 , 延藤俊子 , 幸田衞 , 植木宏明
ページ範囲:P.833 - P.836
54歳,女性.25年前から全身性エリテマトーデス(SLE)として治療されていた.左下腿を打撲した3か月後同部に皮下結節が出現し,膿疱化の後潰瘍を形成した.病理組織学的には真皮浅層から脂肪織にかけて広範囲な膿瘍と真皮深層に類上皮細胞肉芽腫を認めた.生検組織培養にて非定型抗酸菌が検出され,Mycobacteriztm intracel—lulareが同定された.イソニアジド,シプロフロキサシン併用投与で結節は縮小,潰瘍も肉芽を形成し大部分で上皮化を認めたが痩孔部は難治であった.自験例は外傷部位から経皮的に感染を起こしSLE,慢性関節リウマチに伴った血管病変を基にリンパ行性および直接浸潤をしたものと思われた.
皮膚筋炎のコルチコステロイド内服中に生じたphaeohyphomycosis
著者: 當間由子 , 西山千秋
ページ範囲:P.838 - P.840
61歳,女性.皮膚筋炎にてプレドニゾロン内服中,右手背に皮下結節と皮下腫瘤を生じた.摘出した皮下結節は肉眼的に嚢腫様構造を呈し,組織学的には好中球性膿瘍を取り囲むように肉芽腫性細胞浸潤を認め,外側は結合織性の被膜で覆われていた.菌要素は肉芽腫反応部に菌糸形で認められ,褐色を呈した.菌学的には皮下結節の組織片と皮下腫瘤の穿刺液のサブロー培養で,発育迅速な灰色の絨毛状の集落を形成した.スライド培養を行ったが菌は同定できなかった.以上よりimmune compromised hostに生じたphaeohyphomycosisと診断し,イトラコナゾール100mg/日,70日間内服にて完治した.同一部位に臨床的に嚢腫型と皮下膿瘍型が相接して認められた深在性真菌症は極めてまれであり,日和見感染症の一つとして留意すべきと考え,報告した.
一過性に経過した腸管ベーチェット病の1例
著者: 三枝恵美 , 清水顕 , 長田厚 , 秋山千恵 , 大竹直人 , 島田眞路 , 古江増隆 , 玉置邦彦
ページ範囲:P.841 - P.844
20歳,男性.平成6年4月頃より38℃台の発熱,頭痛,関節痛とともに背部に毛嚢炎様丘疹が出現した.抗生剤内服するも皮疹は増数し,手足に紅斑,丘疹が出現したため当科を受診した.初診時,顔面,体幹,下腿に紅量を伴う無菌性膿疱,丘疹が散在し,手足には半米粒大の紅斑,丘疹が多発,集簇していた.同時期に多発性口腔内アフタ,陰部潰瘍,結節性紅斑,虹彩毛様体炎による視力低下を認めた.また入院後,水様性下痢,黒色便,腹痛とHb値の急激な低下をきたし便潜血反応強陽性となった.そのため,大腸内視鏡を施行し,回盲部に潰瘍瘢痕が確認されたため,腸管ベーチェット病と診断した.いずれの症状も対症療法のみですみやかに軽快,消失し,全経過は約1か月半であった.以後約2年6か月間,全く症状の再発を認めていない.
Nodular-cystic fat necrosisの1例
著者: 手塚匡哉 , 手塚光彦 , 猪股成美
ページ範囲:P.845 - P.848
62歳,女性.右下腿伸側に,米粒大の皮下腫瘤を4個認める.うち2個を生検,一方は線維性の結合織被膜に被われ,内部は脂肪細胞が融解し,空洞化している.残った脂肪細胞は核が消失し,著明な線維化を伴った脂肪壊死像を呈する.もう一方は,薄い線維性の結合織被膜に被われた胞巣状構造を呈し,脂肪細胞は変性し,核の遺残物が散在する.内部および被膜内には,線維化し変性したものや血栓を伴う血管構築がみられる.自験例は坂ら1)の分類したnodular-cystic at necrosis(NCFN)の早期と晩期の2つの病変が共存し,本症の脂肪変性過程の経時的変化を考える上で興味深い症例である.本邦では,従来,脂肪壊死巣からなる可動性皮下腫瘤はNCFN,mobile encapsulated lipoma,被包性脂肪壊死性小結節の名称で報告されているが,坂らが提唱したこれら3疾患を脂肪壊死細胞の変性過程の経時的変化として捉え,NCFNとして統一することが最も妥当と考えられた.
大量の消化管出血と蛇行状表皮穿孔性弾力線維症を伴った弾力線維性仮性黄色腫の1例
著者: 野村中夫 , 本田まりこ , 新村眞人
ページ範囲:P.849 - P.851
21歳,女性.大量の吐血を機に来院した弾力線維性仮性黄色腫の1例を報告した.外科にて,内視鏡検査の結果,胃Dieulafoy's ulcerからの出血を認め,内視鏡的な止血に成功した.頸部,腋窩,肘部のさざなみ状黄色皮疹と,組織学的に真皮に糸屑状の変性弾力線維を認め,皮膚科にて弾力線維性仮性黄色腫と診断し得た.また,頸部に赤褐色の結節がみられ,真皮内の嚢腫様構造と変性弾力線維の経表皮的排泄を認め,蛇行状表皮穿孔性弾力線維症の合併と考えた.眼底に網膜色素線条がみられたが,視力障害はなかった.13か月が経過したが,胃出血の再発,他の合併症の出現はない.
顆粒細胞腫の1例
著者: 澤井まゆみ , 金田美紀 , 揚麗穎 , 田辺恵美子 , 蛭田啓之 , 亀田典章
ページ範囲:P.853 - P.855
39歳,男の右上腕に皮下結節として生じた顆粒細胞腫の典型例を報告した.腫瘍細胞は,真皮から皮下組織にかけて,エオジン好性の顆粒を有する大型類円形の細胞が胞巣を形成していた.拡大切除標本では,神経に走行して腫瘍細胞が増殖しており,神経内にも腫瘍細胞が認められた.免疫組織学的に,S−100蛋白,neuron-specificenolase陽性を示した.自験例と過去の本邦皮膚発生例から,腫瘍細胞と神経との関係を考察し,本症を神経由来と考えた.
乳頭状エクリン腺腫の1例
著者: 水野尚 , 長谷哲男 , 中嶋弘 , 北村均
ページ範囲:P.857 - P.860
48歳,女性.10歳頃より生じた右大腿内側の小腫瘤.組織学的に真皮全層に大小多数の管腔構造を認め,管腔壁内側の細胞は管腔内へ乳頭状に突出するという典型的所見より乳頭状エクリン腺腫と診断した.腫瘍組織はCEA陽性で細胞間分泌細管が認められた.またS−100蛋白,EMA,BRST1染色陽性で,BRST2染色陰性であることより腫瘍組織はエクリン腺分泌部の性質を示すものと考えられたが,CA19-9染色陽性であることよりエクリン腺導管部の性質も合わせ持つと推定された.汗腺腫瘍,エクリン腺系とアポクリン腺系の鑑別には細胞間分泌細管の確認,CA19-9,BRST2染色が有用と思われた.
特異な臨床像を呈したeccrine angiomatous hamartomaの1例
著者: 中居賢司 , 阿部裕明 , 大西誉光 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.861 - P.863
9歳,女児のeccrine angiomatous hamar—tomaの1例を報告した.2歳頃より左下腿内側に生じた腫瘤で,その表面には赤褐色痂皮の付着がみられた.生検組織像では,被覆表皮の角質増殖が著明で,島嶼状のエクリン汗腺の増生と表皮直下から脂肪織内までの1層の内皮細胞よりなる血管腔が混在していた.自験例の特徴は,特異な臨床像と比較的まれな血管腫であるangiokera—toma circurnscriptumを伴っていたことである.
神経線維腫様の腫瘤を認めた神経皮膚黒色症
著者: 豊原淳子 , 陳科栄 , 宮川俊一 , 藤森雅博 , 稲田めぐみ , 石河晃 , 平山佳代子 , 諸岡啓一 , 有本潔
ページ範囲:P.865 - P.869
神経皮膚黒色症は母斑細胞の先天的発生異常で母斑細胞の増殖が皮膚と中枢神経系に同時にみられるものをいう.皮膚症状としては巨大もしくは多発性の色素性母斑を生じるが,組織学的に神経線維腫様の構造を認めることがあり神経線維腫と鑑別を要することがある.今回我々は巨大色素性母斑に神経線維腫様の腫瘤を認めた1例を報告する.症例は生後3日男児.出生時より全身に色素性母斑を認め,けいれんを頻発,MRI上小脳にメラニンの沈着が示唆された.背部の巨大色素性母斑上にHE染色所見で神経線維腫様の構造を呈する腫瘍を2つ認めた.腫瘍細胞はS−100蛋白やEMA染色陰性で,電顕上Schwann細胞やperineurial cellはなく神経線維腫とは異なる.発生学的にneural crest由来の細胞が母斑細胞に分化し色素性母斑を形成,一部がSchwann細胞様に分化し腫瘤を形成したと考え,神経線維腫の合併ではないと結論した.
皮膚浸潤を認めた成人T細胞白血病/リンパ腫の1例
著者: 今西育子 , 菊池新 , 佐々木裕子 , 岡本真一郎 , 池田康夫 , 跡部俊彦 , 服部道子 , 西川武二
ページ範囲:P.870 - P.873
51歳,男.宮崎県出身.四肢,躯幹に浸潤性紅斑,多発性結節および落屑性紅斑局面を呈し,著明な表在リンパ節腫脹を認めた.末梢血で白血球増多,異型リンパ球は66%を占め,抗HTLV−1抗体(PA法)は131072倍陽性であった.末梢血リンパ球および病変部皮膚から抽出したDNAのサザンプロット法にてHTLV−1proviral DNAのモノクローナルな組み込みを認めた.浸潤性紅斑・結節部の皮膚生検組織で真皮内にびまん性に異型細胞の浸潤を認め,皮膚浸潤を伴った急性型の成人T細胞白血病/リンパ腫と診断した.
連載
Practical English for Busy Physicians・45
著者:
ページ範囲:P.837 - P.837
楽しい文法の本,スペルチェッカーソフト,チベット医学について
アメリカの新聞New York Timesでは,毎週日曜日のマガジンセクションにWilliam Safireによる“On Language”という記事が掲載されています.これは毎回知識豊かで,英語が母国語の我々でも驚かされながらも精読するに値するものです.最近彼は単語の中で使用されている大文字の使い方について話していました.BankAmericaやPowerAdeといったものですね.しかし医学用語にも同じような形でIgAやIgGといったものがあります.面白いことに私の,Alki Softwareから出ているWindows® additionのスペルチェックのソフトではBankAmericaは間違いだと分かるが訂正できず,またPowerAdeはPoweradeに訂正しました.これでは最近の広告キャンペーンで言われているほどではないようですが,しかしこのソフトにはたくさんの医学用語を足すことができます.(電話番号は206-286-2600)
印象記
第19回世界皮膚科学会に参加して(1997年6月15日〜20日,シドニー市)
著者: 天谷雅行
ページ範囲:P.874 - P.876
5年に1度開催される世界皮膚科学会が,1997年6月15日から20日までの6日間の日程で,オーストラリア・シドニーにおいて開催された.世界皮膚科学会は,1889年パリで行われた学会を第1回として,第一次世界大戦,第二次世界大戦の2度にわたる中断を経て,今回で第19回目を迎える伝統ある会である.会頭はロビンマークス先生(オーストラリア),事務局長がアランクーパー先生(オーストラリア)で,2人の先生とも大変若く精力的な感じの方で,オーストラリアのイメージと併せて,21世紀に向かって羽ばたく国の勢いを感じさせた.学会のプログラム作成は,国際皮膚科学会連合(ILDS)の周到な準備の元になされている.同連合は,会長がシュトラウス先生(米国),事務総長がマスカロ先生(スペイン),財務がオルファノス先生(ドイツ),および14名の国際皮膚科学委員会の委員(Ex-officeを含む)により構成されている.
今回の学会の大きな特徴は,世界皮膚科学会として20世紀最後の学会であり,南半球で行われた最初の学会であるということである.また,欧州,北米以外の開催地としては,東京に次いで2回目となる.“Look Back! LookArround! Look Forward!”を学会のテーマとして,過去100年の皮膚科学における進歩を見直し,現在の状況を評価し,21世紀に向けてどのような進歩が期待されるかを検討,討論する機会とした.
基本情報
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41巻12号(1987年11月発行)
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41巻10号(1987年9月発行)
41巻9号(1987年8月発行)
41巻8号(1987年7月発行)
41巻7号(1987年6月発行)
41巻6号(1987年5月発行)
41巻5号(1987年5月発行)
41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
37巻2号(1983年2月発行)
37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)