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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻12号

1997年11月発行

症例報告

血清抗体価の推移をみたマンソン孤虫症の1例

著者: 小篠隆久1 吉成力1 赤坂俊英1 昆宰市1 川中正憲2

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室 2国立感染症研究所寄生動物部扁形動物室

ページ範囲:P.1000 - P.1002

文献概要

 51歳,女性.右大腿内側に移動性の索状皮下硬結を伴う紅斑局面を繰り返して生じていた.皮下硬結部よりマンソン孤虫症のプレロセルコイドの虫体を摘出,確認した.さらに,マンソンプレロセルコイドの血清抗体価の推移を12か月間にわたり観察した.虫体摘出後4か月で抗体価が下降し始めた.同血清抗体価の観察は本症の診断および治癒の判定に有用と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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