icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻12号

1997年11月発行

文献概要

症例報告

ステロイド長期使用患者に生じた扁平黄色腫の1例

著者: 西谷知子1 赤松浩彦1 堀尾武1

所属機関: 1関西医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1008 - P.1010

文献購入ページに移動
 ステロイド剤の長期治療患者に生じた扁平黄色腫の1例を報告した.症例は59歳,男性.20歳頃よりアトピー性皮膚炎と喘息のため,ステロイド剤の内服および外用治療を受けていた.平成6年7月頃より下眼瞼に黄色腫が出現し,徐々に前胸部,腹部に黄色腫が出現してきた.血清脂質は正常範囲内であった.黄色腫の発症機序として,慢性炎症性皮膚疾患に加え,ステロイド剤が関与していると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?