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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻12号

1997年11月発行

症例報告

続発性棘状苔癬の1例

著者: 村尾和俊1 定本靖司1 桑原章1 南満芳2

所属機関: 1愛媛県立中央病院皮膚科 2徳島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1045 - P.1047

文献概要

 69歳,男性.躯幹,上腕の湿疹病変上に直径約0.5mm,高さ約1mmの灰白色,棘状の角質突起を多数生じてきた.病理組織では毛嚢性の角化と毛嚢周囲の細胞浸潤,表皮内汗管,汗孔部の角化がみられ,定型的な棘状苔癬の組織像に一致していた.湿疹病変が先行した続発性棘状苔癬と考え,サリチル酸含有軟膏外用と抗ヒスタミン剤の内服による治療を行ったところ約3週間で略治した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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