icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻13号

1997年12月発行

症例報告

ケブネル現象を生じたアナフィラクトイド紫斑の2例

著者: 鈴木和恵1 堀口大輔1 砂川佳昭2

所属機関: 1静岡市立静岡病院皮膚科 2静岡市立静岡病院小児科

ページ範囲:P.1101 - P.1103

文献概要

 ケブネル現象を生じたアナフィラクトイド紫斑の2例を報告した.自験例は2例とも男児であり,関節症状にて発症し,続いて紫斑が下肢を主体に出現した.皮膚生検にてleukocytoclasticvasculitisの像を認め,アナフィラクトイド紫斑と診断した.数日遅れて,軽度の外力を受けた部位に線状の皮疹が出現し,再度生検を施行,同様の所見が得られたためケブネル現象であると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら