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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻13号

1997年12月発行

症例報告

ジクロフェナクナトリウム坐薬による固定薬疹

著者: 大沼すみ1 西田るみ1 川口とし子1 北村和子1 池澤善郎1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属浦舟病院皮膚科

ページ範囲:P.1113 - P.1116

文献概要

 33歳,男性.慢性副鼻腔炎術後にジクロフェナクナトリウム坐薬(ボルタレンサポ®)を使用したところ,翌日より陰茎の発赤,腫脹および陰茎,陰嚢のびらんが出現した.ボルタレンサポ®による固定薬疹を疑い,坐薬の中止,ステロイド外用により皮疹は徐々に軽快した.陰嚢皮膚で行ったジクロフェナクナトリウム坐薬のrepeated open application test(ROAT)は陽性.同時に行った5%ボルタレン®のROATは,紅斑のみ認め(+?)と判定した.健常部に行ったパッチテストは陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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