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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻13号

1997年12月発行

文献概要

症例報告

無菌性髄膜炎を併発した薬疹の1例

著者: 岩崎和美1 中山英俊1 三原基之1 吉村禎二2 岩本好吉2

所属機関: 1鳥取大学医学部皮膚科学教室 2鳥取大学医学部第二内科学教室

ページ範囲:P.1118 - P.1120

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 40歳,女性.自律神経整調剤である,ベレルガル®内服後,発熱,皮疹,肝障害,無菌性髄膜炎が出現.パッチテストでベレルガル®とベレルガル®の成分であるフェノバルビタールの製剤フェノバール®に陽性.DLSTにてベレルガル®とフェノバール®陽性.種々のウイルスの血清学的検査結果と臨床症状ならびに臨床経過より,本例はフェノバルビタールによる薬疹,肝障害と診断し,無菌性髄膜炎もフェノバルビタールによるものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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