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これすぽんでんす
荒田次郎教授の文章を読んで
著者: 小松弘美12
所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室 2現:仙台逓信病院皮膚科
ページ範囲:P.185 - P.185
文献購入ページに移動 先生の御指摘,ご教示大変ありがたく拝見させていただきました.
皮膚科領域では,今回の荒田教授から御指摘があるように,古くからtourniole vesiculeuse et phlyctène streptococcique des doigtsあるいは自分たちの論文にも引用したpyodermia bullosa manuumの疾患概念は確立されてはいましたが,1975年,小児科医Hays & Mullardは「これとの差違について論じることなく」,手指末端にのみできる独特な感染性水疱性病変にblistering distal dactylitisという名称のもとに独立疾患概念としました.この病変の臨床像は極めて特異的ではありますが,自分たちが今回論文中でも述べたように,従来の「手部膿痂疹と重複する」ことは当然であろうと考えます.1)
皮膚科領域では,今回の荒田教授から御指摘があるように,古くからtourniole vesiculeuse et phlyctène streptococcique des doigtsあるいは自分たちの論文にも引用したpyodermia bullosa manuumの疾患概念は確立されてはいましたが,1975年,小児科医Hays & Mullardは「これとの差違について論じることなく」,手指末端にのみできる独特な感染性水疱性病変にblistering distal dactylitisという名称のもとに独立疾患概念としました.この病変の臨床像は極めて特異的ではありますが,自分たちが今回論文中でも述べたように,従来の「手部膿痂疹と重複する」ことは当然であろうと考えます.1)
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