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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻3号

1997年03月発行

文献概要

症例報告

抑制波長が認められた日光蕁麻疹の1例

著者: 三浦義則1 森本浩吉1 木村瑞穂1 川田暁1 比留間政太郎1 石橋明1

所属機関: 1防衛医科大学校皮膚科学教室

ページ範囲:P.213 - P.216

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 48歳,女性の日光蕁麻疹の1例を報告した.作用波長は400〜520nmの可視領域に存在した.560nm以上の波長の後照射で膨疹形成が抑制された.In vitroで作用波長を含む光線を照射した患者血清の皮内注射で膨疹が生じたことから,血清中に膨疹惹起因子が形成されたことが示唆された.β—カロチン40mg/日の内服で皮疹の程度および自覚症状が改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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