icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻3号

1997年03月発行

文献概要

症例報告

フルタミドによる光線過敏型薬疹の1例

著者: 洙田由美子1 野本正志1 荒瀬誠治2

所属機関: 1高知県立中央病院皮膚科 2徳島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.221 - P.223

文献購入ページに移動
 68歳,男性.前立腺癌のホルモン療法として,非ステロイド性抗アンドロゲン剤のフルタミド(オダイン®)を内服,2か月後より露光部に紅斑が出現した.光パッチテストおよび内服照射試験で陽性所見が得られたため,フルタミドによる光線過敏型薬疹と診断した.フルタミドは,日本では1994年より発売されている新しい前立腺癌の治療薬である.今後,光線過敏症の原因薬剤の一つとして留意する必要があると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら