文献詳細
症例報告
文献概要
46歳,女性.30年以上前から左胸部に存在していた帯状の褐色皮疹内に痒みを伴う暗赤色扁平丘疹が出現し,徐々に数を増してきた.組織学的にcornoid lamellaとそれに近接する部位に表皮構築の乱れと細胞異型を認め,悪性変化を伴った線状汗孔角化症と診断した.Fluorouracil含有軟膏による密封療法を施行したところ丘疹の消失を認めた.また,旭川医科大学皮膚科および関連施設において経験した汗孔角化症を集計した.
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