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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻3号

1997年03月発行

文献概要

症例報告

Steatocystoma multiplexの2例—ケラチン発現の免疫組織化学的検討

著者: 大西誉光1 阿部裕明1 小川夏樹1 渡辺晋一1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.267 - P.270

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 28歳,男性の両頬部から頸部,前胸部にかけて,39歳,女性の両前腕屈側に生じたsteato—cystoma multiplexについて報告した.組織は2例ともに典型的で,鋸歯状のhyalinized cuticleと脂腺小葉を伴う真皮内の嚢腫が認められた.さらに自験の2例に免疫組織化学染色を行いケラチン発現パターンについて検討した結果,毛嚢漏斗部下部と外毛根鞘峡部の移行部に染色態度が一致していることが判明した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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