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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

症例報告

オキサトミドによる固定薬疹

著者: 相原道子1 山本聡2 竹川恵2

所属機関: 1小田原市立病院皮膚科 2横浜市立大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.317 - P.319

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 オキサトミドによる30歳女性の固定薬疹を報告した.アトピー性皮膚炎のため約半年間オキサトミドを内服後,両下肢と殿部に円形から長円形の褐色の色素斑が出現した.内服中止後,2度にわたる再度の内服にていずれも色素斑部に紅斑の再発を認め,2回目には紅斑中央の水疱形成や顔面の円形紅斑も認めた.以上より,オキサトミドの固定薬疹と診断した.パッチテストは施行できなかった.オキサトミドによる薬疹の本邦報告例について文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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