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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

症例報告

Bowen病様変化を生じた播種状表在性光線汗孔角化症の1例—p53発現の免疫組織学的検討

著者: 二宮啓郎1 浦野芳夫1 大浦一1 松尾伸二1 久保宜明1 荒瀬誠治1

所属機関: 1徳島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.366 - P.368

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 70歳,男性.約20年前より露光部を中心に爪甲大までの環状褐色皮疹が出現し,次第に数を増してきた.1年前より肘頭部の皮疹が紅色調を呈し,鱗屑も認めるようになった.病理組織学的にはcornoid lamellaを認め,皮疹の局在より播種状表在性光線汗孔角化症と診断した.また紅色調を呈する部では病理組織学的にBowen病様の所見が得られた.汗孔角化症部およびBowen病様の病変部で癌抑制遺伝子産物p53蛋白の発現について検討を加え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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