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Derm.'97
ダニとの攻防
著者: 畑康樹1
所属機関: 1慶應義塾大学皮膚科
ページ範囲:P.177 - P.177
文献購入ページに移動さて,以降我々は 1)スクリュウキャップからシリコン栓に代える,2)恒温器の中を大掃除し,ダニアースを噴霧,3)ダニに汚染された検体をいち早く発見し,始末する,などの対策を練って,ダニ防止に日夜励んでいる.1)により十分な酸素の供給ができなくなり真菌が死んでしまわないか,2)のダニアースの成分(ペルメトリン,サリチル酸フェニル)により真菌が影響を受けないだろうか等の不安はあったものの,現在のところダニの大発生からは免れている.しかし,単発性の発生は臨床材料を扱う点,不可避であり,油断は禁物で,今後もダニとの戦いは当分続きそうである.
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