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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻6号

1997年05月発行

文献概要

症例報告

Churg-Strauss症候群の1例—病勢の評価における血清レベルのECPおよびサイトカイン測定の意義

著者: 折原緑1 福田知雄1 塩原哲夫1 三浦洋2 小林治2

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室 2杏林大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.440 - P.443

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 53歳,女性.約7年前より呼吸器症状が出現.Pulmonary infiltration with eosinophiliaの診断のもとプレドニゾロン内服にて経過観察中,関節痛および手足に出血斑が出現.病理組織学的に初期病変には真皮浅層から中層の血管周囲性に好酸球主体の細胞浸潤を認め,時間の経過とともに細胞浸潤が好中球主体へと変化する像が確認された.病勢の評価には白血球数,好酸球数,IgE値に加えeosinophilic cationic proteinを経時的に測定.また,血清レベルで各種サイトカインを測定し比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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