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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻7号

1997年06月発行

臨床統計

群馬大学皮膚科における転移性皮膚癌の臨床的検討

著者: 龍崎圭一郎1 田村敦志1 永井弥生1 石川治1 宮地良樹1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.500 - P.503

文献概要

 当科において過去11年間に経験した内臓癌の皮膚転移21例につき,臨床的ならびに組織学的所見を検討した.原発巣は肺癌,胃癌が多く,転移巣は原発臓器を覆う皮膚に多く見られた.また,組織像が扁平上皮癌であった6例は全例肺原発であり,腺癌と未分化癌では各種臓器を原発としていた.さらに皮膚転移を初発症状として内臓癌が発見された例が6例みられ,転移性皮膚癌の特徴を理解することは,原発巣を検索する上で重要であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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