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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻8号

1997年07月発行

症例報告

赤血球増多症を伴った多発性平滑筋腫の1例

著者: 荒木敬司1 堀川達弥1 市橋正光1

所属機関: 1神戸大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.658 - P.660

文献概要

 22歳,男性の肩,上肢,顔面,背部に生じた多発性皮膚平滑筋腫の1例を報告した.本症に特徴とされる雨天時,発汗時,寒暖の変化の激しい時に増悪する発作性の痛みを伴っていた.また,自験例では血液学上赤血球増多が認められた.最近,本症患者の血清中および病変部の組織でエリスロポエチン活性が上昇していたという報告がなされたが,本症とエリスロポエチンとの間に何らかの関連がある可能性を示唆する所見と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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