icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

症例報告

水疱形成を主体とした色素性痒疹の1例

著者: 安藤浩一1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.702 - P.703

文献概要

 22歳,女性.初診の10日前より左背部から左乳房にかけて小水疱が集簇性に,帯状を並んだ.皮疹出現8日前まで1週間ダイエットのため断食していた.他医にて帯状疱疹として加療されたが無効であった.その後,集簇性水疱は右乳房,腹部にも広がった.網目状の色素沈着を残しての治癒傾向を認めた.組織像では苔癬化反応を伴う表皮下水疱であった.水疱形成の著明な色素性痒疹と考えミノサイクリンを投与したところ10日後には略治した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら