文献詳細
症例報告
文献概要
最近では稀な疾患となった胸壁冷膿瘍の1例を経験した.患者は70歳,男性.右側胸水の治療中に,右胸壁に排膿を伴う腫瘤を形成した.胸水および腫瘤の細菌培養,組織検査はすべて陰性であったが,腫瘤組織にpolymerase chainreaction(PCR)法を用いることにより結核菌を同定し,冷膿瘍と診断することができた.抗結核剤の内服にて胸水,腫瘤とも軽快した.冷膿瘍の診断にPCR法は有用であると思われた.
掲載誌情報
症例報告
文献概要
掲載誌情報
本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。
※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら