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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

症例報告

背部に多発した環状肉芽腫の1例

著者: 松島陽一郎1 秋元幸子1 石川治1 宮地良樹1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.737 - P.739

文献概要

 72歳,男性.背部の自覚症状を欠く紅色皮疹を主訴に来院.初診時,上背部に米粒大の淡紅色,辺縁が隆起性の環状皮疹が多発していた.生検組織では典型的なpalisading granulomaの像を示し,環状肉芽腫の限局型・多発型と診断した.耐糖能異常なし.皮疹は生検後一時消退をみたが,6か月後再発し,副腎皮質ステロイド剤外用にて加療を開始した.2度にわたる再発をみたのち,現在まで皮疹は消退している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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