icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

症例報告

後天性立毛筋母斑の1例

著者: 横田田鶴子1 安居千賀子1 土屋喜久夫1 嶋崎匡1

所属機関: 1市立札幌病院皮膚科

ページ範囲:P.746 - P.748

文献概要

 48歳男性の右肩から前胸部に38歳頃から出現した立毛筋母斑の1例を報告した.毛包一致性丘疹が多数集簇し,全体として軽度に隆起した茶褐色斑を形成している.一部に硬毛を認める.組織学的には表皮の色素増強と真皮の平滑筋増生が見られた.一般に立毛筋母斑は生下時あるいは数か月以内に発症するとされるが,自験例は38歳と発症が遅かった.本症と同様に有毛性の褐色斑を呈する疾患であるベッカー母斑との異同について若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら