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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

症例報告

ボーエン病と基底細胞上皮腫が合併し多発した1例

著者: 伊藤泰介12 花岡光太郎1 荒浪暁彦1 市川寛1 八木宏明1 戸倉新樹1 古川福実1 瀧川雅浩1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科学教室 2静岡県立総合病院皮膚科

ページ範囲:P.753 - P.755

文献概要

 77歳,男性.躯幹,四肢に赤褐色から黒褐色を呈する大小の斑,ないし丘疹が多発し,病理組織学的に検討できた13個の病変ではボーエン病11個,基底細胞上皮腫2個であった.これ以外にもボーエン病の初期病変と思われる病変が多数散在していた.多発性基底細胞母斑症候群に伴う異常は認められず,また慢性砒素中毒を思わせる掌蹠の角化は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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