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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

症例報告

悪性黒色腫の治療中に発生した二次性骨髄異形成症候群

著者: 垂水千早1 延藤俊子1 幸田衞1 植木宏明1

所属機関: 1川崎医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.761 - P.763

文献概要

 72歳,男性.頭頂部の悪性黒色腫に対して,術後DAV療法(dacarbazine計1g,nimustine HCL計500mg,vincristine sulfate計5mg)を施行した.2クール終了後より汎血球減少が生じ,遷延化した.骨髄穿刺所見では黒色腫の転移はなく,骨髄細胞の異型性も認めなかった.骨髄細胞の染色体分析では20番染色体長腕が短縮しており,二次性骨髄異形成症候群(ther—apy-related myelodysplastic syndrome)の存在が確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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