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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科51巻9号

1997年08月発行

治療

下眼瞼部基底細胞上皮腫の切除後欠損部のMcGregor法による再建

著者: 名嘉眞武国1 山本暢宏1 橋本隆1 清川兼輔2 井上要二郎3

所属機関: 1久留米大学医学部皮膚科学教室 2久留米大学医学部形成外科教室 3大牟田市立総合病院形成外科

ページ範囲:P.765 - P.767

文献概要

 66歳,女性.右下眼瞼に発生した14×7mmの基底細胞上皮腫に対して辺縁より5mm離して切除し,その皮膚全層欠損部に対して,後葉は鼻中隔軟骨粘膜複合移植により,前葉はMcGregor法を用いて再建した.術後10か月後再発を思わせる所見を認めず,美容的にも満足のいく結果が得られた.今後,下眼瞼の基底細胞上皮腫のみならず広範囲な皮膚切除を要する腫瘍の手術の際,有効な再建法と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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