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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻1号

1998年01月発行

文献概要

症例報告

皮膚固定型スポロトリコーシスの1例

著者: 斎藤京1 布袋祐子1 木花いづみ1 畑康樹2 田津原廣康3

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科 2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 3土沢診療所

ページ範囲:P.57 - P.59

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 症例:82歳,農夫.小外傷を機に右手背に45×55mmの易出血性肉芽腫性紅色局面を形成.生検組織内に胞子型の菌要素(+).膿および生検組織の培養にて真菌を認め,スライドカルチャーにてSporothrix schenckiiと同定.治療にイトラコナゾール100mg/日の投与を開始したところ,急速に改善傾向が認められ,10週間で略治の状態となった.本剤はスポロトリコーシスの治療剤として有用と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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