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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻10号

1998年09月発行

症例報告

アミロイド沈着を伴った遺伝性汎発性色素異常症の1例

著者: 辻淳子1 長谷哲男1 中嶋弘1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.855 - P.857

文献概要

 遺伝性汎発性色索異常症の1例を報告した.症例は42歳の男性.中咽頭癌のため横浜市立大学医学部付属病院耳鼻咽喉科にて入院加療中.出生時から全身に斑状の色素斑を認めており,初診時顔面,背部,胸腹部,四肢末端を中心に灰褐色色素斑と脱色素斑が混在.父方の祖母に同症あり.病理組織像では基底層にメラニン色素含有細胞の増加と,真皮乳頭層のアミロイド沈着が認められた.臨床,病理組織所見より遺伝性汎発性色素異常症と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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