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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻11号

1998年10月発行

症例報告

急性汎発性膿疱性細菌疹の1例

著者: 須崎康敬1 中北隆2

所属機関: 1姫路赤十宇病院皮膚科 2高松赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.900 - P.902

文献概要

 症例は22歳,男性.初診の2日前より上気道炎が先行し,38℃の発熱に次いで顔面,頸部,前胸部を中心に紅暈を伴う米粒大までの膿疱が出現,急激に拡大した.組織学的には,単房性の表皮内膿疱と膿疱直下の血管周囲性にリンパ球を主体とする炎症性細胞浸潤を認めた.臨床経過は急激であったが抗生剤とステロイド投与によって速やかに治癒し,その後再発をみなかった.臨床所見,検査所見,経過より急性汎発性膿疱性細菌疹と診断したが,その鑑別疾患等考察を加え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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