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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

症例報告

急性特発性血小板減少性紫斑病を合併した汎発性帯状疱疹の1例

著者: 村尾和俊1 定本靖司1 井上利之1 渡部隆博1 東太地2

所属機関: 1愛媛県立中央病院皮膚科 2愛媛県立中央病院血液内科

ページ範囲:P.918 - P.920

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 75歳,男性.汎発性帯状疱疹のため当科を受診した.水疱の多くは血疱となり,下腿では半米粒大の紫斑を認めた.血小板が3000/mm3と著明に減少しており,platelet associated IgGは軽度上昇し,骨髄では巨核球が増加していた.帯状疱疹が先行した急性特発性血小板減少性紫斑病と考え,アシクロビルの投与に加え,血小板輸血,ヒト免疫グロブリン,ステロイドの全身投与を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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