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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

治療

二重濾過血漿交換により初めて長期寛解が得られた治療抵抗性の尋常性天疱瘡の1例

著者: 青山浩明12

所属機関: 1公立刈田総合病院皮膚科 2いわき市立総合磐城共立病院皮膚科

ページ範囲:P.958 - P.960

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 74歳,男性.尋常性天疱瘡で入退院を繰り返し,その都度ステロイドの大量内服を行っていたが皮疹の再燃を抑えられず,加えて多くのステロイドの副作用(骨粗鬆症,多発性腰椎骨折,白内障,糖尿病)を併発した.今回,二重濾過血漿交換で治療したところ,皮疹の改善とともにステロイドの減量が可能となり,その後2年にわたり再発がなく,初めて長期寛解が得られたので,その経過を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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