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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻12号

1998年11月発行

今月の症例

脳髄膜炎を発症した持久性隆起性紅斑とSweet症候群

著者: 中島英貴1 永野弓枝1 池田光徳1 山本康生1 小玉肇1 大崎康史2

所属機関: 1高知医科大学皮膚科学教室 2高知医科大学老年病科学教室

ページ範囲:P.982 - P.986

文献概要

 持久性隆起性紅斑(EED)の59歳男性とSweet症候群の43歳男性にそれぞれの原疾患に由来すると考えられる脳髄膜炎が発症し,ステロイドパルス療法が著効した.EEDの症例はCD8陽性細胞の増加を認め,Sweet症候群の症例はSjogren症候群を合併していたことが背景因子として注目された.好中球性皮膚症において皮膚病変と同様の機序で発症する他臓器合併症として,脳髄膜炎も考慮しておく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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