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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻12号

1998年11月発行

文献概要

症例報告

血清中に抗BP180抗体が認められた落葉状天疱瘡の1例

著者: 服部尚子1 笠井紫乃美1 日野治子1 天谷雅行2 橋本隆3

所属機関: 1公立学校共済組合関東中央病院皮膚科 2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 3久留米大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1026 - P.1029

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 93歳,男性.全身の水疱形成を主訴に来院.組織は表皮内水疱.免疫学的検索より,160kD落葉状天疱瘡抗原(Dsg 1)と180 kD類天疱瘡抗原(BP 180)の両者に対する抗体陽性.臨床・組織所見より本症をBP 180に対する抗体を有する落葉状天疱瘡と診断した.天疱瘡抗原と類天疱瘡抗原の両者に対する自己抗体を有する過去の報告を検索し,若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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