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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻13号

1998年12月発行

文献概要

症例報告

Crow-Fukase症候群の1例

著者: 石澤俊幸13 鹿間幸弘2 近藤慈夫3

所属機関: 1山形県立河北病院皮膚科 2山形県立河北病院内科 3山形大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1119 - P.1121

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 75歳,男性.下肢のむくみ,しびれを主訴に内科に入院し,多発性神経炎,M蛋白陽性,甲状腺機能低下,副腎不全が認められた.躯幹,四肢の色素沈着,暗赤色小結節の精査目的にて当科を受診した.色素沈着部は表皮基底層にメラニン色素の沈着,暗赤色小結節は毛細血管の増生が見られ血管腫と診断.ばち状指も見られた.以上よりCrow-Fukase症候群と診断した.また本邦皮膚科領域における報告30例につき臨床症状の集計と自験例の比較を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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