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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻2号

1998年02月発行

文献概要

症例報告

皮膚限局性結節性アミロイドーシスの1例

著者: 阿部裕明1 大西誉光1 渡辺晋一1 高橋久1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.142 - P.144

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 59歳,男.約30年前に左鼻翼部および右鼻唇溝部の結節に気づき,以降徐々に増大してきた.HE染色で淡好酸性に染色される沈着物質が真皮全層および一部は皮下脂肪織にかけて認められた.この物質はコンゴーレッド染色およびDFS染色にて機色調に染色され,偏光顕微鏡下にて黄緑色の偏光を呈し,過マンガン酸処理に抵抗性であった.また免疫組織化学染色では抗AL(к)抗体のみに陽性を示した.さらに全身検索を行ったが特に異常は見られず,AL(к)型皮膚限局性結節性アミロイドーシスと診断した.本症は本邦では7例目,AL(к)型としては2例目である.過去の本邦報告例について若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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