icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻2号

1998年02月発行

症例報告

人工真皮を用いて再建した外陰部基底細胞癌の1例

著者: 撫養宗信1 滝尻珍重1 中村雄幸2

所属機関: 1聖隷三方原病院皮膚科 2聖隷浜松病院形成外科

ページ範囲:P.168 - P.170

文献概要

 71歳,女性.左大陰唇に生じた,鶏卵大の,比較的まれな基底細胞癌に対して広範切除した後,人工真皮(テルダーミス®)と分層植皮術を用いて再建した.術後1年を経た現在,再発はなく,外陰部の機能的障害も認めなかった.従来では,皮弁,筋皮弁等による修復を要した外陰部皮膚悪性腫瘍切除後の再建にも,より侵襲の少ない人工真皮での治療は有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら