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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

症例報告

抗セントロメア抗体強陽性で,特異な臨床像を呈したgeneralized morpheaの1例

著者: 大森一範1 谷野千鶴子1 小松崎眞1 横井清1 新村眞人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.258 - P.260

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 80歳,男性.約10年前から腹部,背部にびまん性に褐色色素沈着を伴う皮膚硬化が出現し,漸次拡大してきた.病理組織学的に真皮から皮下組織にかけて膠原線維の肥厚,増生および付属器の萎縮を認め,蛍光抗体直接法にて表皮細胞核に一致してIgGの沈着を認めた.Raynaud現象,肢端硬化は欠いていたが,軽度の肺線維症を伴い,抗セントロメア抗体2560倍であった.汎発性強皮症との鑑別を要したが,皮疹の分布および臨床経過より,限局性強皮症のなかのgeneral—ized morpheaと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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