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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

治療

帯状疱疹における疼痛と疱疹後神経痛に対する半導体レーザーの治療効果

著者: 西嶋攝子1 中川光子1 名村章子1 近藤雅子1 笠原美香1

所属機関: 1関西医科大学附属香里病院皮膚科

ページ範囲:P.280 - P.282

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 帯状疱疹における疼痛と疱疹後神経痛(PHN)に対して,低周波レーザーによる治療を試みた.効果判定はPS(pain relief score)を用いて行った.有効以上の有効率は76.9%であったが,帯状疱疹罹患後半年以上を経た症例では有効率は25%と低かった.レーザー治療時に照射部位に軽度の痛みと軽度の紫斑を生じた症例があったが,いずれも治療の必要はなく,治療継続可能であった.低周波レーザーは,帯状疱疹時の疼痛およびPHNに使用して有効かつ有用な治療方法と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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