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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻4号

1998年04月発行

文献概要

症例報告

帯状疱疹治癒後に生じた脊髄炎による知覚障害の1例

著者: 石澤俊幸13 鹿間幸弘2 太田郁郎2 近藤慈夫3

所属機関: 1山形県立河北病院皮膚科 2山形県立河北病院内科 3山形大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.321 - P.323

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 60歳,女性.左頸肩部(C3-4)領域の帯状疱疹後,右下肢(L1領域以下)の知覚障害を生じた症例を報告した.C4/5の脊髄横断面におけるMRIにて左白質外側に高信号域を認め,髄液中の抗水痘・帯状疱疹ウイルス抗体ではIgGが128倍以上と高値を示した.以上より帯状疱疹後に生じた脊髄炎と診断し,アシクロビルの点滴を施行.1か月後には知覚障害は改善し,MRIの高信号域も消失した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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