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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻4号

1998年04月発行

文献概要

治療

指趾粘液嚢腫に対するフェノール法

著者: 伊藤嘉恭1 知識稔1 番場圭介1 高須博1 石橋明1

所属機関: 1防衛医科大学校皮膚科学教室

ページ範囲:P.378 - P.380

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 単純切除再発例3例,凍結療法再発例1例を含む10例の指趾粘液嚢腫に対しフェノール法を試みた.10例中3例に再発がみられた.それぞれ術後10日,術後1か月,術後4か月で再発したため再度フェノール処置を追加した.前2者は初期の頃の症例でフェノール圧抵時間を8分と短いものであったため,これ以降15分間圧抵とした.本法は,陥入爪に対するフェノール法と比較してより長く作用させることが重要であり,侵襲が少なく簡便で有用性が高いと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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