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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻5号

1998年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス1998 Clinical Dermatology 1998 1 最近話題の皮膚疾患

海洋生物による皮膚疾患—ハブクラゲとウンバチイソギンチャクによる刺傷を中心に

著者: 仲本昌一13 上里博2

所属機関: 1那覇市立病院内科 2流球大学医学部皮膚科学教室 3那覇市立病院内科

ページ範囲:P.29 - P.33

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 日本の南端に位置する沖縄県では,海洋性危険生物による刺傷が多くみられる.特に腔腸動物のハブクラゲとウンバチイソギンチャクは皮膚病変に加えて,重篤な全身症状が伴うことがある.ハブクラゲによる刺傷は最も頻度が多く,死亡例もみられる.皮膚病変は瘢痕を残す例や再発例もあり,全身管理や局所病変への対応を熟知しなければいけない.ウンバチイソギンチャクによる刺傷は,全身症状のみならず局所病変の強い壊死のため深い潰瘍形成や激痛を訴える.それら疾患の原因生物ないし臨床的特徴および治療について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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