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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻5号

1998年04月発行

特集 最近のトピックス1998 Clinical Dermatology 1998

4 皮膚疾患治療のポイント

組織伸展法による皮膚形成術

著者: 竹之内辰也12 須山孝雪1 伊藤雅章1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科学教室 2県立がんセンター新潟病院皮膚科

ページ範囲:P.173 - P.177

文献概要

 大きな皮膚欠損を再建するための組織伸展法は,内部からバッグを拡張させるinternal expansionと,体外から創縁を牽引するexternal expansionに大別される.前者としては,従来行われてきた長期間留置のtissue expansionに加えて,早期伸展を目的とした短時間expan-sionも行われている.後者としては,術前に伸展を得るためのpresuturingや,MIAMI STAR,Sure-ClosureTMといった牽引器具を利用した伸展法が普及してきている.これらにはそれぞれ一長一短があり,目的とする皮膚欠損の大きさ,部位,患者の年齢や状態などを考慮した上での治療法の選択が必要である.若干の自験例を含めて,主に早期伸展法につき概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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