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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻5号

1998年04月発行

特集 最近のトピックス1998 Clinical Dermatology 1998

5 皮膚科医のための臨床トピックス

レジオネラ感染症

著者: 西野武志1

所属機関: 1京都薬科大学微生物学教室

ページ範囲:P.190 - P.192

文献概要

 Legionella Pneumophilaによる感染は,本菌によつて汚染された水が,冷却塔,蒸気発生装置,シャワーヘッド,噴霧吸入装置などの様々な機器により飛散した小さな水の粒(エロゾール)として空気中に拡散され,これに大量暴露されたヒトが感染するものと考えられる.レジオネラ感染症には,レジオネラ肺炎(在郷軍人病)と軽症で予後が良好なポンティアック熱の2つの病型が存在する.L.pneumnophilaは細胞内増殖性細菌であるので,その治療には細胞内によく移行するマクロライド系抗生物質のエリスロマイシン,リファンピシン,テトラサイクリン系抗生物質のミノサイクリンなどが使用される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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