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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻7号

1998年06月発行

症例報告

Triple extramammary Paget病の女性例

著者: 長江哲夫1 浦野芳夫2 長野典夫3 岩崎泰典4 荒瀬誠治2

所属機関: 1国立善通寺病院皮膚科 2徳島大学医学部皮膚科学教室 3国立善通寺病院産婦人科 4岩崎外科胃腸科病院

ページ範囲:P.561 - P.563

文献概要

 85歳,女性.75歳時,外陰部Paget病のため切除縫合術を受けた,当科初診の2か月前,左腋窩の紅斑と腫瘤に気づき,初診時には,右腋窩にも浸潤性紅斑を認めた.両側とも病理組織学的にPaget細胞を認め,triple extramammaryPaget病と診断した.腋窩のリンパ節を含めリンパ節転移はなかった.複数部位に発生した乳房外Paget病の女性の本邦報告例は非常に少なく,外陰部と腋窩の乳房外Paget病としては本邦で初めての女性例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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