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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻8号

1998年07月発行

文献概要

今月の症例

スナノミ症(tungiasis)の2例

著者: 岡博史1 谷川瑛子1 佐藤友隆1 佐々木裕子1 天谷雅行1 小林正規2 竹内勤2 篠永哲3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 2慶應義塾大学医学部皮膚科学寄生虫学教室 3東京医科歯科大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.605 - P.607

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 37歳男性(症例1),57歳男性(症例2)のスナノミ症を2例経験した.共にスナノミの生息域への渡航後にスナノミ症に特徴的な中央黒点を有する小指頭大白色結節を足趾に認めた.治療は,虫体を摘出した.中南米,アフリカなどへの海外旅行の機会が増えるに伴い,この種の輸入熱帯病の増加が考えられ,今後考慮におくべき疾患と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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