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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻8号

1998年07月発行

文献概要

症例報告

足底に多発したangiolymphoid hyperplasia with eosinophilia

著者: 渡部裕子1 栗原憲二2

所属機関: 1市立宇和島病院皮膚科 2市立宇和島病院病理検査科

ページ範囲:P.648 - P.650

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 61歳,男性の足底に多発したangiolym—phoid hyperplasia with eosinophiliaの1例を報告した.組織学的に真皮下層に腫大した血管内皮細胞からなる毛細血管の増殖と,少数のリンパ球,好酸球の浸潤を認めた.表在リンパ節の腫脹はなく,末梢血中の好酸球数,IgE値も正常であった.ステロイド外用剤は無効で,7か月後には自然消退傾向を示した.本症と木村病およびhis—tiocytoid hemangiomaの関連について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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