患者 17歳,女性
初診 1995年6月7日
雑誌目次
臨床皮膚科52巻9号
1998年08月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
リベド血管炎の皮膚微小循環動態
著者: 山本忠正 , 滝脇弘嗣 , 坂尾佳久 , 神野義行 , 荒瀬誠治
ページ範囲:P.689 - P.693
下肢に不規則な網状皮斑を呈し,夏期に小潰瘍を生ずるリベド血管炎の3女性例の病変部微小循環を非侵襲的に評価したので報告する.網状皮斑上で計測した37℃経皮炭酸ガス分圧は正常被験者に比べ全例で上昇,レーザー血流は低下しており,この傾向は下肢を下垂すると顕著となった.一方,網状皮斑部に近接した正常皮膚色部位での計測値は正常被験者の値とほとんど差はなかった.したがって本症では網状皮斑部に一致して毛細管血流量の低下があり,下肢下垂で増幅されてガス交換不全を生じ,局所的なチアノーゼをきたしていると考えられた.以上から本症の潰瘍がなぜ拡大しにくく,臥床安静だけで治癒しやすいのかを説明できる.潰瘍を生じた場合,臥床安静は優先して行われるべきであろう.
今月の症例
皮膚・粘膜症状より診断されHIV-associated eosinophilic folliculitisを伴ったAIDSの1例
著者: 河原由恵 , 木村佳史 , 大畑恵之 , 天谷雅行 , 西川武二 , 永井哲夫
ページ範囲:P.695 - P.698
皮膚・粘膜症状よりHIV感染を疑い,AIDSと診断しえた33歳日本人男性について報告した.口腔内カンジダ症,股部白癬,1年以内に2度発症した治癒後癖痕が明らかな帯状庖疹,伝染性軟属腫などよりHIV感染を疑い,諸検査施行の上感染が判明した.経過中顔面,頸部,背部に掻痒を伴う毛嚢一致性の膨疹様紅色小丘疹,膿庖が出現,組織学的に毛嚢,脂腺内に著明な好酸球浸潤を呈したためHIV-associated eosino—philic folliculitisと診断した.近年報告例の増えつつあるHIV-associated eosinophilic fol—liculitisについては若干の文献的考察を加えた.
連載
Clinical Exercises・65—出題と解答
著者: 橋本隆
ページ範囲:P.698 - P.698
129 次のうち正しいものはどれか.
①抗リン脂質抗体は膠原病患者に多く検出されるが基礎疾患がない場合も陽性となる.
Practical English for Busy Physicians・56
著者:
ページ範囲:P.744 - P.744
コンピューターの利用法について,おもしろい言語の由来
最近ではいろいろの文献を調べるにあたって以前にも増してコンピューターの世話になる機会が増えています.Aidsline,Medline,Toxline,Greatful Medなどです.こういったコンピューターの利点は検索が簡単であり,しかも研究室,病院,自宅と場所を問わずに使用でき,助手に頼んで何時問も図書館で過ごし,適切な文献や論文を探したり,コピーしたりすることが要らなくなりましたし,ましてや必要な文献を取り寄せるのに何週間も待たされることもないわけです.したがってやはりコンピューターは救いの神なのではありますが,実はそうばかりとも言えないようです.
症例報告
眼鏡フレームの“先セル”による接触皮膚炎
著者: 日野治子 , 長谷川毅 , 湧川基史 , 鹿庭正昭 , 見城一敏
ページ範囲:P.701 - P.703
31歳,男性.眼鏡フレームの“先セル”の当たる両耳介上部の皮膚病変を主訴に来院した.接触皮膚炎を疑い,皮疹治癒後に原因を検索した.メーカーから提供を受けた樹脂,色素成分をパッチテストしたところ,樹脂サンプルは陰性,色素成分は強陽性を呈し,茶色の着色剤(TAP−72546)によるものと判明した.色素を成分分析したところ,2種の成分を得た.メーカーからペリノン系染料,アンスラキノン系染料との情報を得たが,患者の協力が得られず,これ以上には原因究明がなし得なかったが,着色剤は強い感作原因になり得ることが言える.
アミノグリコシド系抗生剤とジブカインによる接触皮膚炎患者に生じた接触皮膚炎症候群とアミカシン疹
著者: 山本美穂 , 大沼すみ , 武川るみ , 川口とし子 , 北村和子 , 池澤善郎
ページ範囲:P.705 - P.708
42歳,男性.右下腿,左前腕の虫刺部を掻爬後,市販のマキロン®,キズドライ®,ドルマイコーチ軟膏®およびリンデロンVG軟膏®,ゲンタシン軟膏®を外用し,皮疹が悪化した.硫酸アミカシン200mg点滴投与したところ,翌日より全身に大小の丘疹,水庖を伴うびまん性紅斑が出現した.アミノグリコシド系抗生剤および局麻剤による接触皮膚炎および自家感作性湿疹と診断し,入院後プレドニン®50mg/日内服にて,皮疹は徐々に軽快した.退院後パッチテストを行ったところ,フラジオマイシン,ゲンタマイシン,アミカシンおよび局所麻酔剤のジブカインで陽性であった.したがって,本症例は,市販の外用剤による接触皮膚炎から接触皮膚炎症候群を起こし,さらにその接触アレルゲンであるフラジオマイシンやゲンタマイシンと同系統のアミカシンを点滴投与し交差反応によりびまん性紅斑型薬疹を併発したと考えられた.
ステロイドパルス療法が有効であった成人のアナフィラクトイド紫斑の1例
著者: 大井知教 , 高橋和宏 , 遊佐明
ページ範囲:P.710 - P.713
症例は37歳の男性.下肢の紫斑と熱発,足関節痛を主訴に受診した.紫斑部位の皮膚生検では真皮浅層を中心に核残渣を伴う好中球の浸潤と赤血球の漏出を認め,leukocvtoclastic vasculitisの像であった.アナフィラクトイド紫斑と診断してプレドニン®内服を中心とした治療を行い紫斑はすみやかに軽快したが,経過中,蛋白尿,腎機能障害が出現しプレドニン®の量を増量したが改善しなかった.腎生検にてメサンギウム増殖性糸球体腎炎の診断を得,ステロイドパルス療法(パルス療法)を施行し,腎症状も改善した.アナフィラクトイド紫斑の治療の際,各種の治療法が選択されるが,腎症状を伴い重症化が予想される場合,パルス療法は有効な方法であると考えた.
単クローン性高IgA血症を伴った持久性隆起性紅斑の1例
著者: 小玉和郎 , 小林仁 , 川嶋利瑞 , 大河原章 , 高橋達郎
ページ範囲:P.715 - P.717
単クローン性高IgA血症を伴った持久性隆起性紅斑の63歳,男性例を報告する.平成2年頃から両膝蓋部に疼痛を伴う皮疹が出現し,徐々に拡大した.潰瘍性病変も伴ったため,釧路労災病院皮膚科を受診.初診時,関節面などに扁平に隆起する境界鮮明な暗赤色浸潤性紅斑を認めた.病理組織像は核塵を伴う壊死性血管炎であった.また,蛍光抗体直接法で,血管壁にIgA,IgG,C1qが沈着していた.血中IgAが1340mg/dlと増加しており,免疫電気泳動法でλ鎖の単クローン性の増加であることを証明した.骨髄などに異常を認めず,IgA型の良性M蛋白血症の合併があると考えられたが,良性M蛋白血症は必ずしも良性のまま経過しないことから提唱された,monoclonal gammopathy of undeter—mined significanceと診断し,現在経過観察中である.
ミノサイクリンが奏効した再発性多発性軟骨炎の1例
著者: 大嶋美紀子 , 早川順 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.718 - P.720
47歳,女性.ミノサイクリンが奏効した再発性多発性軟骨炎の1例を報告した.初診の約1年半前より耳介の腫脹を繰り返し,ステロイド内服中に耳介の再燃とともに手指関節の腫脹が出現.初診時,両耳介のびまん性の発赤腫脹,両手指関節の腫脹,熱感を認めた.耳介の組織では軟骨の破壊と周囲の小円形細胞浸潤を認め,再発性多発性軟骨炎と診断した.治療はコルヒチンを開始するも著効は認められず,ミノサイクリン200mg/日を併用後,約2週間で耳介,手指関節の腫脹は消退しCRPも低下した.ミノサイクリンは,最近慢性関節リウマチの関節炎に対する有効性が報告されており,本症に対しても試みるべき薬剤と思われた.
コルヒチンが奏効した成人Still病の1例
著者: 新山史朗 , 清野みき , 天野隆文 , 高須博 , 太田幸則 , 勝岡憲生
ページ範囲:P.721 - P.723
症例は30歳,女性.感冒様症状と39℃以上の発熱,関節痛,発熱時に出現する紅斑,および好中球主体の白血球増多,フェリチン高値を認めた.皮膚病理組織所見では非特異的炎症像を認めた.感染症,悪性腫瘍,膠原病等を除外診断後,成人Still病と診断した.治療としてプレドニゾロン20mg/日より開始し2週間経過観察したが効果なく,50mg/日に増量しても効果不十分であった.このため増量2週後にコルヒチン1.5mg/日を併用したところ,翌日には発熱は消失し血液検査上も改善した.コルヒチンはBehget病や痛風でよく用いられ,作用機序として好中球遊走能抑制があげられるが,本疾患でも有効であると思われた.
成人Still病に著明な肝障害が続発した1例
著者: 井上裕悦 , 観野正 , 木村瑞穂 , 石橋明
ページ範囲:P.725 - P.727
23歳,女性.弛張熱,体幹・四肢の蕁麻疹様の紅斑,関節痛,咽頭痛が持続し,ステロイド剤内服により軽快したが,減量により発熱と関節痛,嘔吐が出現,皮膚症状の再燃は認めず,著明な肝障害を示した.2回目も成人Still病と考えた.
ミノサイクリンとニコチン酸アミドが有効であった小児の線状IgA皮膚症
著者: 西田徹 , 三橋善比古 , 穂積豊 , 近藤慈夫
ページ範囲:P.729 - P.732
線状IgA皮膚症は表皮基底膜部にIgAの線状の沈着を特徴とする自己免疫性水庖症の一つである.本症は好発年齢により小児型と成人型に分けられ,小児の自己免疫性水疱症の大部分を占める.その治療は主に副腎皮質ステロイドホルモン剤やDDSの内服が主流である.しかし,これらの薬剤は副作用が比較的多く,特に小児への長期的投与では種々の問題が生じてくると考えられる.最近,水疱性類天疱瘡の治療において,テトラサイクリン系抗生剤とニコチン酸アミドの有効例が報告されている.今回我々は,線状IgA皮膚症の小児例に対しミノサイクリンおよびニコチン酸アミドの併用投与を行い,副腎皮質ステロイドホルモン剤の減量に有効であったので報告する.
ブシラミンによる薬剤性落葉状天疱瘡の1例
著者: 大久保恵美子 , 檜垣祐子 , 川島眞 , 橋本隆
ページ範囲:P.733 - P.736
26歳,女性,成人Still病に対するプレドニゾロン内服療法中に,原病の悪化がみられたため,ブシラミン100mg/日を併用したところ,開始4か月後より顔面,躯幹に落屑,痂皮を付着する紅斑,水疱,びらんが出現した.病理組織学的に穎粒層直下の棘融解性裂隙を認め,蛍光抗体直接法では表皮細胞間にIgG,IgA,C3の沈着をみた.血清抗表皮細胞間抗体は80倍と陽性で,免疫プロット法で患者血清は落葉状天疱瘡抗原に弱く反応した.ブシラミンの内服中止とステロイド剤の外用のみでプレドニゾロンの増量なしに,3週間で皮疹は略治し,血清抗体価も低下した.薬剤中止により短期間に軽快し再発がないことから,ブシラミンによる薬剤性落葉状天疱瘡と診断した.ブシラミンによる薬剤性水疱症は自験例を含め8例報告されている.
足穿孔症の1例
著者: 中房淳司 , 後藤由美子 , 成澤寛
ページ範囲:P.738 - P.740
71歳,男性.L2〜S1にかけて椎間板ヘルニアのみられる右足底踵骨部の足穿孔症.難治性皮膚潰瘍の原因は知覚障害や血管運動神経の機能異常が挙げられる.局所療法により僅かではあるが軽快したことから,細菌感染対策と患部の保護が重要であり,早期診断による根治療法が大切と考えた.
Mycobacterium marinum皮膚感染症の1例
著者: 中川明美 , 福本隆也 , 山科幸夫 , 白井利彦
ページ範囲:P.741 - P.743
28歳,男性,調理師.右第2指に魚の骨が刺さり紅色浸潤局面が出現.近医にて切除されたが,その3か月後に同部に再び淡紅色隆起性局面が出現.病理組織像では表皮肥厚と真皮上層にリンパ球,組織球を主体とする細胞浸潤を認めた.PAS染色,Ziehl-Neelsen染色では共に菌体を認めず,抗BCG抗体を用いた酵素抗体法も陰性であった.生検組織の一部を小川培地で培養し,DNA-DNA hybridization法を用いてMycobacterium marinumと同定した.生化学的菌種同定法も同菌で一致した.塩酸ミノサイクリンの内服が有効であった.
神経症状を呈したサルコイドーシスの1例
著者: 川口博史 , 山田夏恵 , 中嶋弘
ページ範囲:P.745 - P.747
種々の末梢神経症状を呈したサルコイドーシスの1例を経験した.症例は58歳女性.ぶどう膜炎,肺門リンパ節腫脹とともに,主に四肢に皮膚・皮下結節を多数認めた.血清アンギオテンシン転換酵素は高値.大腿の皮下結節から組織学的に診断し,経過観察していたところ,側腹部に一過性の疼痛がみられ,さらに左末梢性顔面神経麻痺を合併した.筋電図で顔面神経潜時の軽度延長,左眼輪筋の軽度の神経原性変化が認められた.メコバラミンの内服を開始し,約1か月で症状は消失した.その後も体幹,大腿の皮膚の異常知覚,しびれなどが時々出現しているが自然に軽快する.サルコイドーシスの神経症状として,顔面神経麻痺はしばしばみられるものであるが,皮膚科領域からの報告はあまりなく,ここに報告した.
手首に生じたtumoral calcinosisの1例
著者: 杉内利栄子 , 高橋和宏 , 加藤泰三
ページ範囲:P.750 - P.752
46歳,女性.5年前に左手関節に硬い腫瘤が出現.整形外科医で切除されたが,再発したため当科を紹介された.生検で真皮内に多数の石灰化した塊を取り囲んでリンパ球と多核巨細胞を混じる組織球の浸潤がみられた.血中Ca,P値含め,検査所見には異常は認められず,自験例はidiopathic calcinosis cutisに含められるものと考えた.
Eccrine spiradenomaの1例—ケラチン発現の免疫組織化学的検討
著者: 大西誉光 , 小林幹子 , 渡辺晋一 , 高橋久
ページ範囲:P.753 - P.755
56歳,男性.約10年前より徐々に増大する右側頭部の小結節.20×22mm大のドーム状に隆起する充実性の淡紅色結節で,表面平滑で毛細血管拡張を伴い,一部は青色調.自発痛・圧痛はない.病理組織学的に真皮内から皮下にかけてヘマトキシリンに濃染する5〜6個の胞巣に分葉した腫瘍塊を認め,胞巣内では大型の明調な核を有する細胞と小型の暗調な核を有する細胞が入り組んだ細胞索を形成していた.ケラチン発現パターンを免疫組織化学的に検討したところ,自験例は真皮内汗管と分泌部の境界へ分化しているものと推測された.
熱傷瘢痕部に生じたBowen病の1例
著者: 古谷喜義 , 森本謙一 , 坪井賢朗 , 菊川洋祐
ページ範囲:P.756 - P.758
58歳,男性.左手背に熱傷を受傷し瘢痕治癒したが,びらんを繰り返し生じていた.熱傷受傷から約2年後の当科初診時,16×12mm大の部分的にびらんを形成した淡紅色角化性局面を認めた.皮膚生検によりBowen病と診断し,拡大切除,全層植皮術を施行した.自験例を含めて,外傷または熱傷受傷後比較的短期間で癌の発生した報告例をまとめ若干の考察を行った.
脂漏性角化症病巣内に生じたBowen病の1例
著者: 高橋亜由美 , 田村敦志 , 大西一徳 , 石川治 , 宮地良樹
ページ範囲:P.759 - P.761
82歳,女性.約10年前より右側頭部に結節が生じ,徐々に増大した.組織学的に結節辺縁部は表皮肥厚型の脂漏性角化症,中央部は表皮全層に異型性の強い細胞増殖を認め,Bowen病と診断した.脂漏性角化症は良性腫瘍であり,悪性化しないとされているが,両者の合併例は少数ながら報告されており,また基底細胞癌,有棘細胞癌などの悪性腫瘍が生じたとする症例も散見される.脂漏性角化症が悪性腫瘍の発生母地となり得るか否かは不明であるが,両者が同一病巣内に共存することが稀にあり,一部の生検標本からの診断には注意が必要であろう.
頭皮に生じた転移性皮膚癌の2例
著者: 遠山京子 , 荒浪暁彦 , 古川福実
ページ範囲:P.762 - P.764
症例1,64歳男性.1993年,直腸癌と診断され,手術療法,化学療法,放射線療法を施行されたが再発を繰り返していた.1996年5月に肺転移,同年9月に頭皮に結節が出現し,増大および増加.皮膚生検で腺癌の皮膚転移と診断した.症例2,55歳男性.1996年7月,前頭部の皮下腫瘤を自覚した.その後徐々に増大,増加したため来院.皮膚腫瘍は組織学的に腺癌であったため,転移性皮膚癌を疑い全身を検索した.胸部CT上,右S1領域に陰影を認めた.気管支鏡および肺生検で,原発性肺腺癌と診断された.転移性皮膚癌の予後,原発巣と皮膚転移巣の組織学的分化度の相違について考察した.
Eccrine porocarcinomaの2例
著者: 斎藤京 , 布袋祐子 , 木花いづみ
ページ範囲:P.765 - P.768
症例1:86歳,女性.以前より認めた左下腿伸側の紅褐色扁平隆起性小結節が,急速に増大し径12×12mmのドーム状易出血性紅色結節を形成.症例2:82歳,男性.約10年前より認める左前額部の黒褐色扁平隆起性腫瘍が,徐々に隆起し径20×15mmの広茎性易出血性紅色結節を形成.症例1はhidroacanthoma simplexより,症例2はPinkus typeのeccrine poromaより2次的に生じたeccrine porocarcinomaと診断した.Eccrine porocarcinomaの発生母地について若干の考察を行った.
小児に生じた隆起性皮膚線維肉腫の1例
著者: 菅隆史 , 川畑久 , 井上明代 , 西正行 , 瀬戸山充 , 神崎保
ページ範囲:P.769 - P.771
12歳,女性.初診の2年前より前胸部の皮疹に気づいた.3か月前より急速に増大した.初診時,右前胸部に25×18×7mmの鮮紅色,隆起性結節を認めた.組織では表皮下より真皮,皮下脂肪織にかけて紡錘形腫瘍細胞が密に増殖し,いわゆるstoriform patternを呈していた.隆起性皮膚線維肉腫(dermatofibrosarcoma protuber—ans)と診断し,広範囲切除を施行した.今回我々は,比較的稀とされる隆起性皮膚線維肉腫の小児例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
印象記
第3回International Investigative Dermatology(IID)1998に参加して
著者: 青山裕美
ページ範囲:P.772 - P.774
5年に1回開催される国際研究皮膚科学会International Investigative Dermatology(IID)が,1998年5月7日から10日までの4日間ドイツのケルンで開催された.IIDはJapanese Society for Investigative Dermatology(JSID),Society for Investigative Derniatology(SID)およびEuropean Society for Dermatological Research(ESDR)の合同学会で第1回は米国ワシントン,第2回は京都においてTricontinental Meeting of the JSID,SID and ESDRとして開催され,今回からIIDとなった.より多くの学会参加者が集い,質の高い発表が集まるようにと,今回からIIDが開催される年のそれぞれのsocietyの年次大会は開催しないということである.会頭のThomas Krieg先生(ドイツ・ケルン)を中心に各societvより3人ずつで構成されたlntersociety Planning Committeeが3〜4年前からゲストレクチャー,各受賞講演およびオーラルセッション,ポスターセッションの構成比を含む学会全体の構成を考え,さらにこれとは別に各societvより3人ずっで構成されたIID'98 Joint Scientific Programine Committee(プログラム選考委員)が応募演題を評価し,演者および座長を決定したということだ.
今回の発表演題1389の内訳はPlenary Session 40演題,Concurrent Session 163演題およびPoster 1186演題であった.それぞれ発表者の所属,名前の記載されていない抄録をJSID,SID,ESDRのプログラム選考委員が選出した各分野の第一人者を審査委員とし,それぞれの先生方が分担で応募されたすべての抄録を採点した.それらをすべて集めて1月にJSID,SID,ESDRのプログラム選考委員の先生がケルンに集まって4日間かけてすべての抄録を点数化し,ランキングをつけて順にPlellary Session,Concurrent SessionおよびPoster演題を決定したと聞いている.水準の高い分野は競争率が高かったとはいっても,各国の審査員による採点に激しいばらつきはなかったとのことだ.その結果JSIDからは,Plenary Session 2題,Concurrent Session 20題およびPoster 205題,合計227演題が参加した(ハイスコアにもかかわらずポスター希望の演題が5つあった).ちなみに97年度の日本研究皮膚科学会の参加演題は228であったので日本からは例年どおりの参加者があったことになり,また昨年度ワシントンで開催されたSIDでは全演題数841のうち日本の教室からの演題(カッコ内は海外のラボからの日本人による発表数)は,plenary+concurrent oral sessionは3(10),posterは42(28),合計45(38)演題で,それと比べると今回かなり健闘したということになる.演題の選考は選考委員の主観により,つまり有名なラボの演題は通りやすく無名な研究者は割を食うものだと思っていたが,選考委員の数は平等でかつ客観的に選考されている印象を受けた.また,応募演題数は3学会分にもかかわらず,Plenary Sessionの数は40なのでかなり水準の高い発表であった.実際ポスター発表のなかにもJournal of Investigative Dermatologyの水準と思われたり,実際にacceptされているという演題も数多くみられ,質のよい発表を短期間に見ることができ,非常に得るところの多い学会であったと思う.
基本情報
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40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
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38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
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33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)